2026年10月22日
自宅で暮らし続けるには、どうしたらいい?
介護保険の在宅サービスの種類・費用を解説
人生100年時代。これからの両親のこと、自分自身の老後のことを考えると、お金や介護、相続など、早めに考えておきたいことは数多くあります。不動産・建設から、証券・保険、相続・信託、介護まで幅広いサービスを手掛けるスターツでは、「シニア」にまつわるさまざまな疑問や悩みを無料で相談できる「スターツS-LIFE 相談室」を運営しています。ここではスターツS-LIFE相談室より、豊かなシニアライフを送るために知っておきたい情報をご紹介。今回のテーマは、自宅に暮らしながら支援や介護を受けるための「在宅サービス」です。
目次
- 1. 在宅サービスの利用方法
- 2. 代表的な在宅サービスと費用の目安
介護保険の在宅サービスの利用方法
ご自宅で支援や介護を受ける方が利用できるサービスには、さまざまな種類があります。心身の状態や生活環境に合ったサービスを選ぶことで、ご利用者がより良く暮らせるようになるだけでなく、ご家族の負担軽減にもつながります。
▼介護保険の主な在宅サービス
介護保険サービスを利用するには、まず市区町村(介護保険課や地域包括支援センター)に要介護認定の申請が必要です。要支援1・2、または要介護1~5に認定されたら、本人や家族が居宅介護支援事務所のケアマネージャー(介護支援専門員)に相談し、ケアプラン(どのような介護サービスを使うかの計画プラン)を立て、介護サービスの事務所を選んでサービスの利用を始めます。
ケアマネージャーの探し方
ケアプランを作ってもらうケアマネージャーの探し方ですが、一般的に要支援1・2の場合は地域包括支援センターのケアマネージャー(場合によっては居宅介護支援事業所のケアマネージャー)が担当となります。要介護1~5の方は居宅介護支援事業所のケアマネージャーを選びます。居宅介護支援事業所の選び方がわからない場合は、地域包括支援センターに紹介してもらいましょう。なお、ケアマネージャーの費用は全額公費でまかなわれています。
在宅サービスで最も多く利用されているのが、ご自宅へ訪問する「訪問介護」や、施設へ通う「通所介護(デイサービス)」です。例えば、訪問介護を週3 回とデイサービスを週2 回利用した場合、月額費用の目安は1 割負担の方で約9,600~13,500 円程度となります。
代表的な在宅サービスと費用の目安
これより、在宅サービスの種類と費用目安をそれぞれご紹介します。
なお、費用は厚労省「介護サービス情報公表システム介護サービス料金の試算」2026 年8月記載のデータ。1割負担の場合の自己負担額です。介護度や地域によって費用が変わります。
【訪問】
訪問介護(ホームヘルプサービス)
介護の資格を持ったホームヘルパーが自宅を訪問し、掃除や洗濯、買い物などの「生活支援」や、排泄や入浴、着替え、食事介助などの「身体介護」を行います。在宅の生活を支えるとても重要なサービスです。
費用の目安/1回あたり317~342 円
訪問入浴介護
看護職員と介護職員が自宅を訪問し、持参した専用の浴槽などで入浴介助をします。1人での入浴や家族の入浴介助が難しい方にサービスを提供します。
費用の目安/1回あたり947~1,436円
訪問看護
看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上のお世話や診療の補助を行います。訪問看護は病院や診療所、訪問看護事業所が行います。
費用の目安/1回あたり450~587円
訪問リハビリテーション
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが自宅を訪問。心身機能の維持回復や日常生活に向けたリハビリを行います。
費用の目安/1回あたり315~337円
【通い】
通所介護(デイサービス)
利用者が日帰りで施設に通い(車での送迎あり)、食事や入浴、趣味活動や生活機能向上のための機能訓練を行います。
費用の目安/1回あたり723~1,167円
(地域密着型通所介護の費用の目安/715~1,306円)
通所リハビリテーション(デイケア)
利用者が日帰りで病院や診療所、老人保健施設(老健)に通い、専門スタッフの指導を受けながら、機能訓練や口腔機能向上などのリハビリを行います。
費用の目安/1カ月あたり2,522~11,748円
認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)
認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。認知症の利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、食事や入浴、生活機能向上のための機能訓練を行います。
費用の目安/1回あたり819~1,496円
【泊まり】
短期入所生活介護(ショートステイ)
利用者が施設に短期間宿泊して、食事や入浴などの日常生活上の支援や介護、機能訓練を受けることができるサービスです。1 泊2日から利用でき、家族の介護負担軽減に役立ちます。
費用の目安/1回あたり552~1,120 円
【訪問+通い+泊まり】
小規模多機能型居宅介護(小多機)
利用者の選択に応じて、施設への「通い」と自宅への「訪問」・短期間の「泊まり」を組み合わせ、ひとつの事業所で三つの機能をカバーできるサービスです。ケアプランを作成するケアマネージャーも同じ事業所に在籍しています。
費用の目安/1カ月あたり5,302~32,626 円
看護小規模多機能型居宅介護(看多機)
上記小規模多機能型居宅介護のサービスに加えて、看護師などによる「訪問看護」も組み合わせることで、介護と看護の一体的なサービスを提供します。
費用の目安/1カ月あたり16,537~37,906 円
【用具販売・貸与】
福祉用具
指定を受けた事業者が、利用者に対し適切な福祉用具(車椅子や介護ベッドなど)を選ぶための援助・取り付け・調整などを行い、販売や貸与します。また、手すりの取り付けや段差の解消などの住宅改修にも、介護保険を利用することができます。
貸与費用の目安/1カ月あたり588~ 2,428 円
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記事の転載元:「安心BOOK」2026.9改定版




