2026年09月28日
住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けるために。
在宅介護から施設の入居まで「トータルケア」
介護の職場では年齢を重ねるにつれて、暮らしに必要なサポートが少しずつ変化していきます。スターツケアサービス株式会社では、在宅介護から施設の入居まで幅広い福祉サービスを展開し、その時々のご状況に応じて必要なサービスを切れ目なく受けられる「トータルケア」の体制の拡大をめざしています。そんなスターツケアサービスならではの事業や取り組みについて、常務取締役の下城に話を聞きました。
目次
スターツケアサービスがめざす「トータルケア」とは?
下城──「近年の介護業界では、1人ひとりに寄り添ったサポートがより重視されるようになっています」
ひと昔前は、介護事業所を運営する上で「高齢者の安全を守ること」や「必要なサービスを提供すること」が優先される傾向にありました。一方、近年では「自分らしい暮らし」を送れるよう、その人の希望や生活に寄り添ったサポートも求められていると言います。
そこで強みを発揮するのが、スターツケアサービスの「トータルケア」です。
下城──「スターツケアサービスは、グループホームや有料老人ホームをはじめ、訪問介護、デイサービス、小規模多機能型居宅介護、シニア向け賃貸住宅など、在宅支援から入居施設まで、さまざまな介護サービスを提供しています。
そのため、ご自宅で暮らしながら介護サービスを受けている方が、小規模多機能型居宅介護でショートステイを利用するようになったり、グループホームや有料老人ホームに住み替えたりと、ご本人の状況や環境の変化に応じて、必要なサービスを選んでいただくことができます。
そして、1つの地域に集中してさまざまな業態の事業所を置くことで、慣れ親しんだ地域を離れることなく、必要なサービスを受けられる地域密着型の「トータルケア」の実現をめざしています。
地域の方々には『この地域で暮らし続けるために、まずはスターツに相談してみよう』と、身近な相談窓口として頼っていただけたら嬉しいです」
サービス連携イメージ
地域に開かれた高齢者施設をつくる
スターツケアサービスが手掛けた施設第1号「グループホームきらら市川妙典」
2003年、スターツケアサービスが会社を設立するとともに始めた事業は、認知症ケアのための施設「グループホーム」でした。
厚生労働省の調査によると、2022年時点で、日本の65歳以上の認知症の高齢者は約443万人、認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の人は約558万人と推計されています。さらに、2040年には認知症高齢者とMCIと合わせると約1,200万人、高齢者のおよそ3人に1人に及ぶと見込まれています。
こうした社会背景を受け、スターツケアサービスでは継続してグループホームの拡充を進めており、現在も全事業所のうち約半数がグループホームと、最も力を入れている領域です。
今後も認知症になっても自分らしく充実した日々を過ごしていただき、また、地域の方々と交流できる“コミュニティー拠点”として今後も増やしていくそうです。
下城──「これまでの会社の歩みの中で、1つの転機となったのは、2006年に開設した『スターツコミュニティケアセンター一之江』です。ここが開設されてから、地域密着型の『トータルケア』体制が実際に形になったと感じています。
スターツコミュニティケアセンター 一之江
『スターツコミュニティケアセンター一之江』は、介護付有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスを併設した複合施設です。この場所は、介護サービスを利用するご利用者が集うだけでなく、『地域に開かれている』という特徴があります。
ご高齢の方は、年齢を重ねるにつれて地域や社会との接点が少なくなりがちです。しかし、コミュニティーケアセンターで開催するさまざまなイベントには、地域の方も多くご参加いただいていて、ご利用者も一緒ににぎやかな時間を過ごしています」
左:施設内での夏祭りの様子
右:保育園と連携したハロウィンの様子
下城──「また、2018年に開設した『スターツコミュニティケアセンター新浦安』には、複数の介護サービスに加えて保育園も併設されているため、ご高齢の方と子どもたちが交流する機会も生まれています。
このように、複合施設は地域コミュニティーの拠点です。
ご利用者の心身をケアするだけでなく、地域とのつながりや、さまざまな人との交流まで含めて暮らしを支えること。それこそ『トータルケア』の本質なのだと思います」
より良いサービスのために“環境整備”への取り組み
幼老一体の複合施設「スターツコミュニティケアセンター新浦安」
スターツグループによるマンション・戸建・福祉施設の複合開発プロジェクト「タイムレスタウン新浦安」内に完成
「一人ひとりの暮らしを支えたい」と取り組む中で、ときに介護サービスだけでは解決できない課題に直面することもあります。そんな時に、不動産や建設、金融など、暮らしに根差したさまざまな事業を幅広く展開するスターツグループでは強みを活かした課題解決を行うことができます。
下城──「施設に入居する際に、ご自宅を売却したいという方や、資産運用について相談したいという方もいらっしゃいます。そうしたときに、スターツグループ各社のサービスをご紹介することで、ご利用者様とそのご家族の生活全般をグループでお手伝いできることに、私たちも心強く感じています。
また、快適な施設環境づくりにもグループ各社の力を借りています。
スターツケアサービスの介護施設の多くはグループで建設事業を手掛けていますが、スタッフから『こういうレイアウトの方が使いやすい』といった要望が出れば、ノウハウとして蓄積されて次の新しい施設に反映されていく。またそれが施設の改修にも反映されていきます。グループの連携を活かすことで、より快適で使いやすい施設へと進化させているのです」
「スターツコミュニティケアセンター一之江」では災害時に備えて井戸を設けている
施設運営の上で欠かせない、施設の環境整備。さらに、質の高いサービスを提供するために必要不可欠なのは、スタッフが働きやすい環境整備だと言います。
現場では、新卒社員をはじめ、介護職に初めて挑戦する中途採用者、介護経験豊富なスタッフ、特定技能などの海外人材、60歳以上のシニアスタッフなど、多彩なバックグラウンドを持つ人が働いています。それぞれが安心して仕事を続けられる環境を整え、長く働ける会社をめざしています。
下城──「何より人としてのつながり大切にしています。そのため、できるだけしっかりとコミュニケーションを取るようにしています。
例えば、新たに入社したスタッフは、全員1カ月以内に面談を行い、実際に仕事をしてみてどうだったか、率直な気持ちを聞くようにしています。新入社員や若手社員は、3年目を目安に異動し、新たな職場環境で気持ちを切り替えてもらっていますが、その前にも必ず面談を行って、自分自身のキャリアについて一緒に考える機会を設けています。
長く働いてくれたスタッフには『ロングワークパートナー制度』という表彰制度も用意しています。スターツならではの正社員の永年勤続表彰に加え、ケアではパート・アルバイトの方にも勤続年数に応じて節目の年ごとに感謝を伝える機会をつくっています。
また、電子化やAI活用など、職員の業務負担の改善にも取り組み、介護の記録や請求業務にかかる時間を短縮することができたため、その分、ご利用者と向き合う時間を増やすことにもつながっています。
ご利用者に豊かな日常を過ごしていただくためには、それを支えるスタッフの笑顔をつくることもとても重要なのです」
「トータルケア」の輪を、地域から地域へ広げていく
ご利用者やご家族からは、どのような声が多く寄せられているのでしょうか。そう尋ねると、下城は「やっぱり地域に根差した安心感ですね」と即答します。
特に、江戸川区や浦安市など、複数の業態の事業所を展開している地域では、地域の方々から「きららさん」と親しみを込めて呼んでいただくことも多いそうです。
下城──「グループホームや居宅介護、訪問介護、デイサービスなど、地域の方が身近に利用している事業所は『きらら』という名前で展開しています。
地域を見渡すと、グループホームや老人ホームなどの入居施設のご利用者数よりも、在宅サービスやデイサービスなど、ご自宅でサービスを利用されている方のほうが圧倒的に多いんですね。だから、スタッフは地域のさまざまな場所へサービスをお届けすることで、多くの方に『きらら』の名前を知っていただける機会が生まれています。
こうして地域の方々とのつながりを築くことを大切にしながら、今後は『トータルケア』の体制が根付いた地域をさらに増やしていきたいと取り組んでいます。そして、より良い社会づくりに貢献していけたらと思います」
関連記事(新着順)
-
地域密着型の「トータルケア」体制のもとで、働く。
自分らしいキャリアを描ける、介護の仕事 -
介護サービスはどう選べばいい?
介護施設の種類・費用の目安を解説 -
老後の不安、よろず相談承ります。
介護・相続・住まいの悩みを一括で解決する方法 -
親の“これから”に安心と自分らしい生活を
ライフサポートレジデンスのすすめ -
介護施設による土地活用!
適した土地と成功するコツを解説
記事のジャンルから探す
詳細はこちら
記事のジャンルから探す




