2026年05月28日
OZmagazineが横浜を特集し続ける理由。
街歩き情報から街づくりへ
雑誌・WEBメディア・書籍などの多彩なコンテンツで感動をプロデュースするスターツ出版株式会社が発行する、おでかけライフスタイルマガジン「OZmagazine(オズマガジン)」は、2027年に創刊40周年を迎えます。これまで、銀座・日本橋・渋谷といった東京の街を中心に、街歩きやグルメなどの情報を発信してきました。
誌面で紹介してきた数ある街の中でも「横浜」は、30年にわたり特集を続けてきた特別な街です。今回は、編集長の久万田と横浜エリアを担当する営業の藤井に、横浜特集を毎年継続してきた背景や、街とともに育んできた取り組みについて聞きました。
目次
雑誌「OZmagazine(オズマガジン)」は、スターツ出版株式会社が発行する20〜40代の女性をメインターゲットとした“おでかけライフスタイルマガジン”です。1987年の創刊以来、現在は隔月(奇数月12日)に発行しています。
「顔をあげて街を歩けば、小さな幸せあちこちに」をコンセプトに、東京の街を中心とした話題の注目スポットから、ゆったりとした時間を過ごせるカフェ、気分が上がるかわいい雑貨、がんばった日のごほうびランチまで、日々のおでかけのヒントになる情報をお届けしています。
読者からも地域の方からも愛される街、横浜
2026年3月12日、OZmagazine「横浜の歩き方2026」が発刊されました。横浜特集は、毎年多くの読者に支持されている企画で、今年はみなとみらいや東横線沿線などの人気スポットに着目し、おすすめの巡り方を紹介しています。編集長の久万田は「横浜は外から訪れる人にも、地元の方にも愛される街」と語ります。
OZmagazineと横浜への想いを語る久万田編集長
久万田──「編集長として大切にしているのは、読者の皆さんに『街の魅力をお届けし、“小さな幸せ”を見つけてもらうこと』です。外に出て街を歩き、スマートフォンでは得られないリアルな体験をしてもらいたい。OZmagazineがそんなきっかけになる一冊でありたいと願っています。そんな小さな幸せを見つけられる街のひとつが『横浜』です。
横浜は、歴史的景観を残す『横浜赤レンガ倉庫』や『横浜中華街』といった観光スポットも多くありながら、長くお住まいになられている方も多い『外からも内からも愛される街』です。おしゃれな場所でありながら歩くとどこかほっとする一面もあり、その雰囲気が雑誌の世界観とも相性がいいんです。私自身、幼少期を横浜で過ごしたこともあり、特別な想いがあります」
横浜特集は、例年春頃に発売しています。気持ちのいい陽気に誘われ、「どこかへ遊びに行きたい」と思う読者に、店頭で手に取ってもらいやすいタイミングに合わせています。
そのため、制作は前の年の秋頃からスタート。横浜特集を編集部と一緒に作り上げているのが、横浜エリアを担当する営業の藤井です。藤井は自治体や大手不動産・デベロッパーなどのクライアントに対し、広告出稿やイベント企画まで、幅広い提案を行っています。日々営業活動をする中でも、OZmagazineの横浜特集に対するクライアントからの期待はとても大きいといいます。
横浜エリアを担当する営業の藤井
藤井──「横浜は、記念日などの“特別な日に訪れる場所”としてイメージが定着しています。さらに、都心と比べて海外からの観光客が比較的少なく、落ち着いた印象があるのも魅力です。そんな横浜について『毎年特集として取り上げ続けている』ことで、興味を持ってくださるクライアント様が多いですね。OZmagazineのターゲット層は20〜40代の女性で、購読者の8割は首都圏在住です。そうした層の方々へ、広告やイベントを通じてアプローチしたいクライアント様からお声がけいただくこともよくあります。
ちなみに、私も横浜生まれ・横浜育ちなんです。親子三代この地で暮らしてきた、生粋の“ハマっ子”です。そういう意味でもこの街が大好きですので、クライアント様の要望をかなえながら、一緒に魅力をお届けしたいと思っています」
横浜を歩き続けて30年。OZmagazineが見つめる街の魅力
近年、横浜では再開発が進み、客船ターミナルやホテル・商業施設が一体となったみなとみらいの複合施設「横浜ハンマーヘッド」や、2026年3月開業の没入型体験施設「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」など、新しいスポットが次々と誕生しています。
久万田──「毎年取材を重ねるたびに、撮影する風景も、街を歩く方の声も変化しています。歴史的な建造物の中に新しいカフェができたり、大学生が多いエリアに韓国系のお店がオープンしたりと、地元の方でも、横浜の“いま”を全体として把握するのは難しくなっているはずです。そこで今回の特集では、みなとみらい・元町・野毛・関内など、エリアごとに明確に区切ってご紹介し、街の全容を把握しやすい構成にしました」
OZmagazineでは「その街でどんな1日を過ごせるかを描くこと」を常に意識しています。たとえば、同じエリア内でも1店舗だけ離れた場所にお店があると、読者は足を運びにくいものです。そのため、他店と距離のあるスポットを紹介する際は、周囲の情報も充実させるなどして、読者が“気持ちのいい1日”を過ごせるよう工夫しています。その根底にあるのが、創刊以来続いている編集部員が自ら街をくまなく歩く「フィールドワーク」です。
久万田──「各編集スタッフは、自分の担当エリアの道という道をくまなく歩き回ります。街を歩きながら気になったことはとにかくメモ。後でじっくりと深掘りしていきます。
たとえば、横浜中華街は地図で見ると街路が斜めに走っているのですが、これは昔、関内や中華街が埋め立てて形成された土地である名残だそうです。こうした街の歴史や背景を知っておくと、企画の切り口に深みが出ると考えています。
そして最後に、それぞれが肌で感じたことを持ち寄り、一冊へとまとめ上げます。編集部メンバーから『担当のAエリアより、隣のBエリアの方が盛り上がっていた』といった、現場ならではのリアルな報告を受けることもあります」
▼おでかけライフスタイルマガジン「OZmagazine(オズマガジン)」
https://www.ozmall.co.jp/ozmagazine/
地域の人とともに。関内エリアから広がる新しい街づくり
2023年よりOZmagazineは、同じスターツグループ内で都市再開発事業を行うスターツ総合研究所などと協力し、関内エリアの情報発信に取り組んでいます。
1年目となる2023年は、関内で世界各国の食を楽しむイベント「関内ワールドツアー」を開催。2024年には街の魅力を歩いて感じるスタンプラリー企画「名建築と甘いものSTAMP RALLY」、2025年には関内周辺のパン店を周遊する「春のぱんない祭り」を実施しました。
そして2026年、関内での取り組みは「特集」という枠組みを超え、地域の方々と一緒に「横浜の未来を描くプロジェクト」へと進化しています。
久万田──「今回の横浜特集で最初に着手したのが、関内エリアの企画でした。藤井が担当している電鉄や商業施設の方々などとお話ししているうちに『一度、街の人のリアルな声を聞いてみたい』と思ったことが始まりです。そこから、関内地区の活性化を目指す民間団体『関内まちづくり振興会』の方々とお会いする機会をいただきました。
関内の皆さんは、本当にあたたかいんです。おすすめのお店や日常の過ごし方まで教えてくださいました。いくら私たち編集部がフィールドワークを徹底しているといっても、すべてのお店の全メニューを把握するには限界があります。そのため、誌面ではどうしても看板商品や名物メニューの掲載が多くなりがちですが、『休日出勤する時は、ここのホットドッグを食べているよ』といったコアな情報を伺うことができました。自らお店に赴いて、味を再確認したうえで紹介してくれる方もいらっしゃって、今回の企画では、いつも以上に街の懐に深く入り込んだ取材ができたと感じています」
横浜特集では、地域の方々にアンケートを実施し、おすすめスポットを地図に反映させるなど、地域に根差した誌面作りも行ったそうです。関内まちづくり振興会の皆さんのお話も、コラム企画として丁寧に伝えています。
読者・地域・企業をつなぐ。OZmagazineが描く横浜の街づくりとその未来
久万田と藤井は今後、横浜特集での成功事例を他の地域にも広めていきたいと語ります。
藤井──「出版業界では、『来年の特集はどうしようか』というように、比較的近い将来を想定して企画を考えることが多いものです。一方で、デベロッパーや不動産会社といったクライアントは、10年、20年先の未来を見据えています。そうした未来に向けた街づくりへ、関内特集をきっかけに私たちも携われたことは非常に光栄です。再開発がどんどん進む関内エリアで、住民の方々や関内まちづくり振興会の皆さんの思いをくみながら、一緒に街を育んでいるという実感がありました。今後は、読者の皆さん、地域の人々、そして企業の三者をつなぐ『ハブ』のような存在をめざしていきたいです」
久万田──「一口に横浜といっても、エリアごとにその性質はまったく異なります。それは横浜に限らず、東京でも同じことがいえます。それぞれの場所に街を形づくる人がいて、新しい人たちがやって来て、また変化が生まれる。OZmagazineではそうした移り変わりを40年近く追い続けてきたからこそ、多くの知見が蓄積されてきました。今回の横浜・関内の事例のように、その土地の懐深くに入り込み、読者の皆さんだけでなく、そこに住む方々にも役立てるような特集を、他の街でも展開していきたいですね」
▼おでかけライフスタイルマガジン「OZmagazine(オズマガジン)」
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