2026年04月20日
「やっぱりスターツ笠間ゴルフ倶楽部がいいね」といわれるゴルフ場へ。
キャディが支える、上質なラウンド体験
日本を代表する名匠・井上誠一がコース設計を手がけた、名門のゴルフ場として知られる「スターツ笠間ゴルフ倶楽部」。このゴルフ場の魅力を陰で支えているのが、快適なラウンドをサポートするキャディの存在です。質の高いプレー環境を提供する裏側には、どのような工夫があるのでしょうか。今回、現場で活躍するキャディの谷中ひとみに、接客で心がけていることや仕事のやりがいについて聞きました。
目次
キャディの心遣いが光る!お客様に寄り添うラウンドサポート
キャディの一日は、お客様のゴルフクラブのチェックから始まります。1組4人でラウンドされる全員分のクラブをお預かりし、取り間違いがないようしっかりと識別しなければなりません。
谷中―――「お客様によってクラブセッティング(番手の組み合わせ)が異なるので、まずはそれを覚えます。同じクラブをお持ちの方もいらっしゃるので、シャフトの硬さやグリップの柄などのわずかな違いを探したり、目印のシールを貼らせていただいたりして、確実に見分けられるよう工夫しています」
谷中はまた、「最初の3ホールまでにお客様の特徴を掴むこと」を心がけているそうです。ラウンド中も常にコース全体を把握しながら、お客様がスムーズにプレーできるよう気を配ります。
谷中―――「スタートのミドルホールで飛距離を確認し、次のロングホールで得意なクラブを観察、3ホール目のショートホールでクラブ選択の傾向を見る。この3ホール中にお客様ごとのプレースタイルを見極め、4ホール目からはその方に合わせたアドバイスができるようにしています」
そしてプレー中は、常にマルチタスクをこなします。お客様の打ったボールの行方を見届けながら、次の動きを瞬時に判断する力が求められます。
谷中―――「誰が次に打つのか、どんなアドバイスが必要か、頭の中でパズルを組み立てているような感覚ですね。たとえば、おひとりのトラブル対応に追われている時でも、他の方の進行状況を把握しながら、動線の優先順位を決めなくてはなりません。ボールを最後まで追いつつ、お客様全員がスムーズにプレーできるよう、先回りして行動するようにしています」
次の組のお客様が快適にプレーできる環境を整えるのも、キャディの重要な役割です。
谷中―――「プレー終了後には、お客様がショットで削ってしまった芝の跡を砂で埋める目土(めつち)作業や、グリーン上のボールの落下跡を直す作業も行っています。次のお客様も気持ちよくプレーいただけるように気を配っています」
お客様の「評価」が成長の糧。スターツの看板を背負うキャディの働きがい
キャディには、ゴルフに関する専門知識と高い接客力が求められるものですが、谷中は高校卒業後、ゴルフ未経験でこの世界に飛び込みました。
谷中―――「最初はゴルフの専門用語を覚えるだけでも大変でした。この仕事をきっかけに自分でもゴルフを始めてからは、クラブごとの飛距離や特性を実感し、よりお客様の気持ちを理解できるようになってきました。徐々に、アドバイスの質や説得力が増したと感じています」
スターツ笠間ゴルフ倶楽部では、ラウンド終了後のアンケートを通じて、お客様にキャディのサービスを評価していただく仕組みがあります。この評価が、彼女の日々の働きがいにつながっているそうです。
谷中―――「毎日通信簿をもらっているような感覚で、いい評価をいただけると『明日もがんばろう!』と励みになります。また、過去にはお客様の98パーセント以上から最も高い『優』の評価をいただき、その実績が評価されて表彰されたこともあります。それは大きな自信になりました」
「時には厳しい評価をいただくこともありますが、“もっとこうするべきだった”と振り返るいいきっかけにしています」と谷中は語ります。どんな声も真摯に受け止め、次への改善へとステップアップさせているのです。さらに、自身で立てる月次目標も成長を支える大きなモチベーションになっています。
谷中―――「例えば『グリーンのライン読みを的確に伝える』と決めた月には、終業後にグリーンで実際にボールを転がしたりして、コースに対する理解を深めました。その結果、『キャディさんのおかげでパットが入ったよ』『楽しかった、また来るね』といった言葉をいただけ、大きな達成感と喜びを感じました」
失敗から学んだお客様との向き合い方
今でこそ高い評価を得られるようになった谷中ですが、新人時代には苦い経験もありました。
谷中―――「コース説明の際、マニュアル通りにそのまま伝えていたら、お客様から『今の説明じゃわからないよ』とはっきりいわれてしまいました。とても悔しくて、自分の言葉で伝えられるようになりたいと強く思ったことを覚えています」
その経験から、自らコースを回り、プレーヤー視点で理解を深める努力を重ねたそうです。
谷中―――「コースによって攻略方法は異なります。なぜフェアウェイの右側はだめで、左側に打つと次のショットが打ちやすくなるのか。自分でプレーして体感するのが一番の近道でした。実際の経験をもとに、具体的な理由を添えて説明ができるようになると、お客様の反応も変わってきました。あの時の厳しいお言葉があったからこそ、成長できたと感じています」
こうしたリアルな体験の積み重ねが、お客様との信頼関係を築く礎になっています。
谷中―――「『谷中さんでよかった』と初めて名指しでお褒めいただいたときは、本当に嬉しかったです。今年で11年目になりますが、今ではリピーターのお客様とのラウンドも楽しみのひとつです。お客様のクラブが新しくなっていればその話題で会話が弾みますし、以前の私のアドバイスを覚えていてくださったりすると、やりがいを感じます」
温かい職場風土がつむぐコミュニケーション。これからも「選ばれ続けるゴルフ場」へ
スターツ笠間ゴルフ倶楽部のコース以外の魅力を谷中にたずねると、「スタッフの仲のよさと、互いをサポートし合う温かい職場風土です」と返ってきました。
谷中―――「就職説明会で先輩のお話を聞いたときに、明るくていい雰囲気だなと感じました。実際に入社してもその印象は変わらず、まるでお母さんのように面倒見のいい先輩たちにたくさん育ててもらいました。間違っていることはきちんと叱り、いいところは褒めて見守ってくれる、安心できる環境です」
この良好な人間関係は、自然とキャディ同士の情報共有を促し、お客様へのサービス向上にも直結しています。
谷中―――「ラウンド後には、今日のお客様がどのような人となりで、どのようなクラブの積み方を好まれるかなどをスタッフ間で話し合っています。初めて担当するお客様であっても、そうした情報を事前に把握していることで不安なくサポートに臨めます」
また、充実した教育制度や手厚いフォローアップ体制も、谷中をはじめとする質の高いキャディを育成する重要な基盤となっています。
谷中―――「入社後はまず座学でゴルフ用語などの基礎を学び、その後は先輩に同行してラウンドの実務を学びます。私の場合は、半年ほどの研修期間がありました。ひとり立ちしてからも先輩が一緒にラウンドを回って教えてくれる機会があり、恵まれた環境で成長できたと感謝しています」
仕事を通じて自然とゴルフに惹かれ、気づけばその魅力にどんどん夢中になっていったという谷中。今では一人前のキャディとして活躍する彼女ですが、その向上心は尽きません。日々のグリーンでの練習に加え、プロの試合をチェックしたり、最新モデルのクラブ情報を収集したりと、常に学び続けています。そんな谷中に、これからの目標を聞きました。
谷中―――「めざすのは、お客様に『また来たい』と思ってもらうことです。他のゴルフ場に行かれても、『やっぱりスターツ笠間ゴルフ倶楽部がいいね』と何度でも訪れていただけるよう、ブランドを確立したいです。これからもスターツのキャディとしての誇りを胸に、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供していきます」
- 電話番号
- 0296-72-8126
- URL
- https://www.starts-golf.jp/