レポート
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2025<前半戦> スターツ2選手が優勝!
ホクレン・ディスタンスチャレンジシリーズの前半戦(6月11日、14日)が北海道で開催され、スターツ陸上競技部からは3名が出場しました。
深川大会でワンブイ選手と伊澤選手が自己ベストでの優勝&3位、士別大会10000mでは伊澤選手が優勝と好走が続き、7月の日本選手権に向けても弾みがつく結果となりました。
*「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」は、北海道の観光促進・地域振興につなげ、かつ国際競技会で活躍できる中長距離選手の育成・強化を図る中長距離シリーズ。今年は全5戦のうち、6月に前半戦(深川・士別)、7月に後半戦(千歳・北見・網走)が開催されます。
【6月11日】 第1戦 深川大会
■女子5000mA
ワングイ エスター ワンブイ 15分12秒52 優勝 ☆自己新
伊澤 菜々花 15分16秒70 3位(日本人1位) ☆自己新
■女子3000m
對馬 千紘 9分37秒61 19位
<監督寸評>
伊澤は、日本選手権でのハイレベルな戦いをシュミレートするようなペースを意識してレースに臨みました。伊澤とともに練習しながら調子を上げてきたワンブイも同様のレースを目標にしました。
ペースが遅かったために、伊澤がレースの序盤は先頭で引っ張るなど、自分でレースを作りながら3000mを9分10秒以内で通過し、東日本実業団選手権の記録をさらに短縮できたのは、収穫でした。
ワンブイは、終始、良い位置でレースを進め、3年ぶりに自己記録を更新し、嬉しい優勝となりました。
<ワンブイ選手コメント>
「Good morning everyone.
I am happy for your support us a team. My goals was 15:10 but I improved my best time i am happy for the race. I will work extra harder for the next race, thank very much to everyone in our headcoach and coaches managers and all our company workers.」
(チームへの応援、本当にありがとうございます。目標は15分10秒でしたが、自己ベストを更新できました。レースがうまくいって嬉しいです。次のレースに向けてさらに頑張ります。ヘッドコーチ、コーチ、マネージャー、そして会社の皆様、本当にありがとうございました。)
<伊澤選手コメント>
「スタートから積極的なレース、攻めのレースをし、後半きつくなってどれだけ粘れるかというところに重点をおき、挑みました。また自己ベストは必ず更新する!という強い気持ちで走りました。
というのも、先日行われた東日本実業団の5000mで久々にレースでいい感覚が掴めたので、今回は走ることがとても楽しみでした。
結果は、自己ベストを更新することができ、また前半は先頭を走り積極的なレースをすることができました。3000mの通過も自己記録とほぼ同じタイムで通過し、きつくなってからも粘れたと思います。ただ、ラストの切り替えができなかったところや、苦しくなった時に自分の悪いクセが出てしまったので日本選手権までに克服したいと思います。そして、日本選手権では最高の笑顔をみなさんに届けられるようしっかりと調整していこうと思います。」
【6月14日】 第2戦 士別大会
■女子10000m
伊澤 菜々花 32分01秒87 優勝
ワンブイ エスター ワンブイ (ペースメーカー9000mまで)
■女子5000mA
對馬 千紘 16分34秒68 15位
<監督寸評>
ワンブイが10000mのペースメーカーを務めることから、伊澤はこのレースを利用して持久的なトレーニングを兼ねて出場することにしました。ワンブイがペースメイクできない場合に、伊澤がサポートすることも含めての出場です。
6000m過ぎにワンブイと伊澤の二人になったので、後半はペースアップするよう指示すると、どんどんペースを上げていき、セカンドベスト記録となる32分01秒で優勝のゴールテープを切りました。
想定よりもかなり速いタイム(後半の5000mが15分48秒)に、持久力の確認ができました。
深川大会でワンブイが優勝、士別大会では伊澤が優勝し、2大会でスターツが目立った走りを見せることができたことは良かったと思います。
日本選手権に向けても弾みがつく結果となり、伊澤は、これからの練習(合宿)に気合が入ると思います。日本選手権では、さらに記録を短縮して優勝を目指す必要がありますので、合宿を利用して短期で強化に励みます。
<伊澤選手コメント>
「5000mから中2日での10000mということもあり、この大会は、記録を狙うというより良い走りの感覚でいかにリラックスして走れるかというところを大切にしました。チームメイトである、ワンブイ選手が上手にペースを刻んでくれたおかげで余裕を持ってレースを進めることができました。ラスト2000mからは徐々にペースを上げていくことを決めていたので、動きが硬くならないところ、かつ速さを求めて走ることを心がけました。最後まで力むことなく走り切れたと思います。ゴールタイムも32′01″87でセカンドベストで優勝することができました。
次のレースは日本選手権となります。最後の最後まで気を抜かず、今よりさらに調子を上げていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします。」
<對馬選手コメント>
「今回の2連戦はうまくいきませんでした。早い段階で集団から離れてしまい、そこから焦って動きも硬くなってしまいました。自分のリズムもつかめず、最低限の走りもできなかったのが悔しいです。求められていた結果にも応えられず、力不足を痛感しました。
このままでは秋の駅伝シーズンを見越しても、今の自分の走りではチームに貢献できないと強く感じています。この悔しさをしっかり受け止め、もっと貪欲に課題に向き合いながら、次は自分が納得できる走りをして、チームの力になれるよう準備していきたいと思います。」