レポート
日本選手権10000m 伊澤菜々花7位入賞
「第109回日本陸上競技選手権大会・10000m」は、4月12日に熊本県・えがお健康スタジアムで開催され、スターツ陸上競技部からは伊澤選手が出場しました。
本大会は、東京2025世界選手権ならびにクミ2025アジア選手権の日本代表選考会を兼ねており、降りしきる雨の中、男女10000mともに熱戦が繰り広げられ、伊澤選手は7位入賞となりました。
■女子10000m
伊澤 菜々花 第7位 32分38秒12

<監督寸評>
今回の10000m日本選手権は、アジア選手権の日本代表選考会であり、世界陸上の日本代表に近づく重要大会でした。伊澤は、大阪国際女子マラソン後から、このレースを目指してトレーニングに励んできました。
「目指すはトップ、最低でも2位」という目標が明確なレースでしたが、レースの前半に先頭集団から遅れる苦しい展開となりました。目標には届きませんでしたが、初出場の日本選手権で7位入賞を果たしました。

レースを終えて、入賞に満足したい気持ちと悔しい気持ちが半々です。伊澤には優勝争いできる力が十分に備わっていたと思われるだけに、調整段階に入ってから体調が整わないままレースを迎えることになってしまったことが残念でなりません。
日本のトップを目指す位置にいる伊澤にとって、プレッシャーのかかる場面で「持てる力を発揮する」という各種能力の養成が今後のテーマになりそうです。
引き続き、総合力(心技体)を高みへと引き上げる取り組みを続けて、夢の実現に向かっていきます。応援ありがとうございました。

<伊澤選手コメント>
「今回の日本選手権は、私にとって初めての舞台であると共にとても重要なレースの1つでした。春先ということもあり、日本選手権前は気温も安定せず、なかなか状態を上げていくことが難しく、私自身のコンディションも整えることができませんでした。その中でも今できることを精一杯やろうと日々、練習に取り組んできました。
今回は自分の納得のいく結果を残すことができず、不甲斐ないですがこの経験を今後に活かしていきたいと思います。たくさんの応援ありがとうございました。」
