レポート
大阪国際女子マラソン 伊澤菜々花8位入賞
東京2025世界陸上の代表選考会を兼ねた「第44回大阪国際女子マラソン大会」は、1月26日(日)に大阪市・ヤンマースタジアム長居発着で開催され、スターツ陸上競技部の伊澤菜々花が出場しました。
目標である“2時間19分台での優勝”を目指し、第1ペースメーカーについて25km付近まで先頭集団で積極的に走りました。25km過ぎから徐々に失速してしまったものの、最後まで懸命に走り抜き、2時間29分28秒の8位入賞となりました。
【レース結果】
伊澤 菜々花 2時間29分28秒 8位
★自己新(7年ぶり)
以下、伊澤選手と弘山監督のレース後コメントをご紹介します。

<伊澤選手コメント>
「たくさんの温かいご声援ありがとうございました。沿道からも本当に多くのご声援をいただき、幸せな42.195kでした。
今回の大阪国際女子マラソンに出場することを決めたのが去年の10月ごろでした。そこから、さまざまなレースを通して、このマラソンに挑みました。手応えがあった分、今回の結果は『悔しい』だけの一言では表せません。練習を含めて順調でしたが、順調すぎるが故に見えていなかった部分があったのかもしれません。

思うような結果とはなりませんでしたが、このマラソンに向けてやってきたことは、決して無駄ではなかったと思っています。マラソンに向けて練習をしたのも初めてで
"目標は2時間19分台で優勝"
1年前の自分からは、こんな目標を立てることすら想像もできなかったことです。
ただこのような結果になってしまい、多くの時間を私に費やしてくれて、全てのサポートをしてくれた弘山監督、そしてスターツスタッフには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今すぐには気持ちの整理はできないと思いますが、マラソンでの日本代表、そして世界と勝負することを諦めません。私の夢はまだ始まったばかりです。
とは言え、ここまで常に緊張の糸を張りつめて過ごしてきました。一度緊張の糸を解いて次の目標に向けて進んでいこうと思います。
今後とも温かく見守っていただけたら幸いです。ありがとうございました。」

<弘山監督コメント>
「世界陸上の代表を目指して、レベルの高い練習をしてきたので、残念な結果となりました。
ただ価値ある挑戦ができたと思っています。クイーンズ駅伝が終わってから、2時間20分切りを意識して取り組んできましたし、実際に、25kmまで先頭集団でレースを進めることもできました。これら実践してきたことが消えるわけではなく、次に繋がるレースだったと思います。

今回は、初マラソンのようなものです。強い風のある中、ペースの上げ下げがあり、集団走の中での給水も初体験です。ゴール後に、倒れて救急搬送されたように、生き物であるマラソンは、そんなに簡単なものではないということです。そのことを私も伊澤も思い知ることになりました。
伊澤のトレーニングやレースでの走りを見て、あらためて可能性を感じたのも事実です。次の目標を設定することになりますが、最終ゴールは五輪代表なので、そこに向かって、プランを立てて、もっと強くしていきたいと思います。
たくさんの応援をありがとうございました。今回の前半のワクワクをゴールまで続けられるように頑張っていきます」

沿道やテレビを通して、たくさんの熱い声援をいただきありがとうございました。また、今回の挑戦にあたり多くの応援、サポートをいただいた皆さまに重ねて感謝申し上げます。
