レポート
第11回プリンセス駅伝 in 宗像・福津
10月19日(日)、福岡県の宗像市・福津市で「第11回全日本実業団女子駅伝競走大会予選会~プリンセス駅伝 in 宗像・福津~」が開催されました。
スターツは、2時間18分04秒で過去最高の総合2位となり、2025年11月23日(日)に行われる「第45回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会~クイーンズ駅伝 in 宮城~」の出場権を獲得しました。
各区間の成績、および監督・出場選手コメントは以下よりご欄ください。
<弘山監督 総評>
スターツ陸上競技部は、プリンセス駅伝で過去最高順位の2位になることができました。実力最上位の三井住友海上と競り合えたことは、クイーンズ駅伝に向けて、自信になりましたし、課題を見出すこともできました。大きな収穫を得て、11/23 に向かっていくことができることに満足しています。
昨年の15位から大きな飛躍を遂げたことは、チームの意識と取り組みのレベルアップを示すものです。今年の4月に選手たちが掲げた目標が「プリンセス駅伝優勝」「クイーンズ8」でした。選手自身が、その目標に向き合い、この半年間、努力を重ねた結果が表れました。
チームが成長していることを、今回のプリンセスのゴール後に確信しました。過去最高の2位でゴールした後、喜ぶ選手がいなかったのです。本気で優勝を狙っていたことが示され、「アスリートになってきたなー」「強くなってきたなー」と私は感じました。チームと選手それぞれが、高い目標を掲げて、それを達成するための思考や活動が出来始めたことに大きな意味があります。そんなプリンセス駅伝にすることができました。
ですから、優勝を狙った中で、離された2位ですが、監督という立場で言及すると「非常に中身の濃い2位」だったと思っています。
個人別で評価すると、設定した区間タイムの目標を上回った選手が3人、下回ったのが3人でした。半分の選手に上積みが期待できる状況です。つまり、クイーンズ駅伝入賞(クイーンズ8)を十分に狙うことができることを確認できたという意味でも価値があります。
会社の支援とサポートを受ける選手たちが、企業名で戦う駅伝競技で「スターツ」の名を高めることに貢献できる喜びは絶大です。決戦の仙台でも、社員の方々と一つとなって、上位で戦うことができるよう、約1ヶ月の期間、しっかり準備していきたいと思います。
【1区 三輪 南菜子】
1区(7.0km) 23分15秒 通過15位/区間15位
「たくさんの応援、サポートありがとうございました。
1区を任せて頂いたのですが、良い流れを作る事ができず申し訳ない気持ちと悔しさでいっぱいです。チーム目標の優勝にもあと一歩届かず悔しいです。レース展開や、レース中に落ち着いて対応できるメンタルで特に課題があったと思います。
ただ、チーム優勝を目標にしている中で1区を走らせていただいたことは本当に良い経験になりました。今回はチームの皆に助けていただいたので、次はクイーンズ8に貢献できるよう、課題と向き合って取り組んでいきます。」
【2区 幸田 萌】
2区(3.6km) 11分24秒 通過14位/区間5位
「今回のプリンセス駅伝は、個人としては『区間5位以内』、チームとしては『優勝』という目標を掲げて挑みました。
襷をもらってからは自分の調子や周りの状況等を冷静に判断し、落ち着いた走りで目標としていた区間5位で走り切ることができました。
チームとしては目標としていた優勝に届かなかったことは悔しいですが、2位という過去最高順位でゴールできたことはとても嬉しかったです。クイーンズ駅伝ではシード権獲得というチーム目標を達成するために、個人としてやるべきことを具体化し、さらに強化を図っていきます。
たくさんのご声援、ありがとうございました!」
【3区 伊澤 菜々花】
3区(10.7km) 33分46秒 通過1位/区間1位
☆2年連続区間賞獲得
「現地での大きな声援、テレビを通してのたくさんの応援、本当にありがとうございました。
今年のプリンセス駅伝は『優勝する』ということを4月の時点でチーム目標に掲げました。チームが優勝するためには、私のところ(3区)でトップに立っていることが絶対条件であると思っていたので、その覚悟はできていました。“どんな順位、トップとどれだけの差があったとしても必ず私がトップに立つ!”と...。
私が襷をもらって走り出したときから、先頭は常に見えていたので、ただただ、そこに追いつくことだけを考えて走っていました。前半は落ち着いて走り、後半にかけてギアを上げていくイメージで走っていました。無事にトップで襷を渡すことができ、安心したと同時にとてもうれしかったです。
チーム目標の優勝には及ばず2位でしたが、プリンセス駅伝優勝を目指せるチームになったことを私はとてもうれしく思っています。スターツとしては過去最高であるこの2位は、走った選手はもちろん、全力でサポートしてくれた選手、熱心な指導をしてくださるスタッフ、全員でたどり着いた2位だと思います。
しかし、プリンセス駅伝はあくまで通過点。この結果に満足せず、約1ヶ月後のクイーンズ駅伝でしっかりと結果を残せるようにもう一段階、個人的にもチームとしても強くなりたいと思います。
今後もスターツ陸上部を応援してください!!よろしくお願いします。」
【4区 ワングイ・エスター・ワンブイ】
4区(3.8km) 11分39秒 通過2位/区間6位
「皆さんのたくさんの応援、サポートをありがとうございました。
先頭で襷をもらって、走り出す前はとても緊張しました。私にとっては初めての1kmあたり3分03秒という速いペースで走ることができ嬉しかったです。
クイーンズ駅伝でチームが最高の結果が出せるようまた頑張ります!」
【5区 西川 真由】
5区(10.4km) 35分26秒 通過2位/区間14位
「応援ありがとうございました。チーム成績は2位、区間は14位でした。自分が襷をもらった時には先頭と4秒差の2位でした。守って走るよりも攻めて走る方がいいという判断で追いかけ、追い付いて進めました。でも、その場所をキープできずに離されてしまい、前との差を作ってしまって個人としては不甲斐ない走りとなってしまいました。大崩れしなかったところは良かったですが、1位との差を大きく広げてしまったのは良くなかったと思います。
仙台ではクイーンズ8に入れるようもう一段階レベルを上げられるようにしたいと思います。」
【6区 對馬 千紘】
6区(6.695km) 22分34秒 総合2位/区間13位
「今回、本当にたくさんの方々からの支えと応援があり、スタートラインに立つことができました。ありがとうございました。
チームとして2位、過去最高順位とタイムでゴールすることができましたが、優勝を達成できずすごく悔しいです。
特に個人の結果は、目標に程遠いものになりました。昨シーズン後半から今シーズン苦しんだ時間が多く、ひとつひとつの練習の点と点を線につなぐことができなかったのが原因だと思います。
まだまだ積み重ねの努力と、精神面での強さが足りなかったです。私の走りをカバーしてくれたチームの皆に感謝しかないです。次こそはしっかりチームの力になれるようにします。
このチームで、本気で陸上競技や駅伝に向き合うことができ、とても幸せです。すばらしい環境を与えてくださる会社、応援して下さる方々に恩返しの走りができるようにまた頑張っていきます。
ありがとうございました。」
各地から多くのスターツ社員の皆さんが応援に駆け付け、沿道では名前入りノボリ&熱い声援で選手の背中を後押ししてくれました。クイーンズ駅伝でも社員と一体となって『チームスターツ』でワンチームとなって戦います!
たくさんのご支援、応援を誠にありがとうございました。


