レポート
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2024
今年の上半期の最終戦となるホクレン・ディスタンスチャレンジシリーズは、北海道で全5戦(7/6〜7/20)が開催され、スターツからは5人の選手が出場しました。各選手は記録を伸ばすために強化に励み、その準備過程において、各選手の能力向上を確認できていました。全員がワクワクする気持ちでレースに向かうことができたと思います。
目標通りに記録を伸ばした選手と残念ながら体調が整わなかった選手がいましたが、チームとしては、良い雰囲気で活動できています。そんなチームの活気がレースぶりにも表れ、對馬の積極的な走りや伊澤の復活劇、大沼の自己ベストに繋がったと思います。上半期を良いかたちで締めくくることができました。さらに強化を進め、夏の鍛錬期も元気に乗り越えていきます。
<7月10日>第2戦 網走大会
▶3000m
大沼 亜衣 9分55秒52(21着)
佐藤 鳳羽 10分07秒25(24着)
◎大沼選手コメント
「前回のレース時よりも調子が良かったので今回は行けると思ってレースに臨みましたが、中盤から体が動かなくなってしまいそこから粘ることができませんでした。今回の結果をしっかり受け止めて改善し、次の深川で目標記録を達成できるように頑張っていきたいと思います!」

◎佐藤選手コメント
「ペースメーカー枠で出場させたいただいた中、情けない走りをしてしまいました。最近はできる練習も増えてきて、前回よりも良い走りができるはずだったのに自分の力の弱さが出てしまったレースでした。レース前からネガティブな考えになってしまっていてそれがレースに響いてしまったかなと思います。
速いペースを維持できないことやまだまだスピードが足りないなど課題がたくさん見つかりました。タイムにこだわって質の高い練習をしてレベルアップできるように我武者羅になって頑張ります。」

▶5000m
ワングイ・エスター・ワンブイ 15分51秒25(A組7着)
對馬 千紘 16分12秒42(B組8着)
◎對馬選手コメント
「3連戦の中の1戦目で、良い流れを作ろう!と気合いを入れてスタート。3000mまで先頭集団の流れに乗っていけましたが、一番きついところで粘れず自己ベストに約3秒届きませんでした。タイムは悔しいですが、体はいい動きをしていていつもより良い感覚で走ることができました。」

<7月13日>第3戦 士別大会
▶3000m
ワングイ・エスター・ワンブイ 9分07秒45(10着)
◎ワンブイ選手 ~網走&士別大会を通して~
「まず始めに、悪い走りをしてしまい申し訳なく思います。
試合までの練習もしっかりでき、体の状態は良かったのですが、レース当日に頭が痛くなってしまいました。でも、5000mで15分10秒、3000mで8分50秒の目標を達成するために一生懸命走りました。
スターツチームが大好きなので、チームを強くするために私ももっと強くなりたいです!」

<7月17日>第4戦 深川大会
▶3000m
對馬 千紘 9分20秒44(4着)☆自己新
伊澤 菜々花 9分26秒61(11着)
◎對馬選手コメント
「網走後の調整がうまくいっていたので自信を持ってスタートラインに立つことができました。1400m~ラスト400mまでずっと先頭で走っていたので、どこまでいけるのか自分自身にワクワクしながら、記録への挑戦を楽しむことができました!ラスト1000mまで足が持たなくて勝ち切ることはできませんでしたが、そこは今後の課題として、練習を積み重ねていきます。」

◎伊澤選手コメント
「約3年ぶりとなるトラックの公式戦、そしてスターツへ加入後、初レースでした。春先はなかなかコンディションが整わず、苦しい期間を過ごしました。しかし、このレースに出場することを決めてからは1日1日の取り組みを大事に過ごしてきました。
結果としては、少し悔しい気持ちもありますが、合格かなと思います。でも、私が目指しているのはこのレベルではないので、さらに上を目指して努力していきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします。」

▶5000m
大沼 亜衣 16分45秒06(B組10着)
「前半から積極的に前で走ることができ良い感覚がありましたが、後半は体が思うように動かず目標の自己新には届きませんでした。網走3000mより、動く感じがあったのでそこはプラスに捉えて次の千歳も頑張っていきたいと思います」
また、ワンブイ選手も深川&千歳大会の5000mでペースメーカーとして出場し、大会盛り上げに貢献しました。

<7月20日>第5戦 千歳大会
▶3000m
大沼 亜衣 9分38秒06(11着)☆自己新
「今回は上手くレースの流れに乗ることができ、いつもより余裕を持って走ることができたと思います。その結果、ホクレン最後の大会で自己ベストを更新することができました。ですが、納得のいく記録で走ることができなかったので、これから練習を積んで強くなりたいと思います。」

▶5000m
對馬 千紘 16分16秒18(D組6着)
◎對馬選手 ~ホクレン全試合を終えて~
「3試合出場した中で、特に深川大会では、積極的なレースをし、自分への挑戦を楽しんで走ることができました。自己記録を8秒更新できて嬉しかったです。千歳大会では、15分台と全日本実業団の標準記録突破(16’05”)を目指して3000mまで集団を引っ張りましたが後半に足が止まってしまいタイムも伸びず、とても悔しかったです。
3戦を通して、自分の課題はレース後半のペースが落ちてしまうことだとはっきりわかりました。この課題は夏合宿を通して克服して秋からのトラック&駅伝に繋げていきたいです。」
