〈関連するSDGsのテーマ〉
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
13 気候変動に具体的な対策を
自然エネルギーを活用した環境に優しい設備
スターツグループが運営する「信州の湯 清風園」と「湯けむりの里 柏屋」では、環境に配慮し、“温泉の熱”を利用した給湯設備等や“沢水”を利用した空調設備を採用しています。
信州の湯 清風園での取り組み
大自然に囲まれ、千曲川の畔にたたずむ90年余年の老舗温泉旅館「信州の湯 清風園」(長野県千曲市)。古来”美肌の湯”で知られる源泉かけ流しの天然温泉が自慢です。
「信州の湯 清風園」では環境に配慮し、約30年前から温泉の排湯を熱源に使ったヒートポンプを採用し、シャワーや厨房等への給湯を行っています。
しかし、当時のヒートポンプでは給湯用として十分な温度を得ることができず、重油ボイラーと組み合わせたシステムで賄っていました。
そこで、さらなる消費エネルギーの削減と環境への貢献を目指し、2012 年、環境省補助事業「温泉エネルギー活用加速事業（うち温泉施設における温暖化対策事業）」の交付を受け、地球環境に配慮した給湯システム「水熱源ヒートポンプ」を導入しました。
「水熱源ヒートポンプ」の導入により、給湯に係わる重油使用量を大幅に削減し（約27,000ℓ） 、CO₂ 排出量33％、エネルギーコストを58%カットしました。（※当時のCO₂排出係数、エネルギー単価による）
湯けむりの里 柏屋での取り組み
鬼怒川と男鹿川が合流する川治温泉随一の景観が楽しめる「湯けむりの里 柏屋」。四季折々の変化に富んだ解放感あふれる庭園では、展望台付き足湯でリラックスしていただけます。
湯けむりの里 柏屋では、温泉の加温・保温および厨房への給湯用として重油ボイラーを利用していましたが、さらなる効率的な温水製造と大幅な環境負荷の低減を目指し、2012年、環境省補助事業「温泉エネルギー活用加速事業（うち温泉施設における温暖化対策事業）」の交付を受け、「温泉熱源ヒートポンプ」と「水熱源エコキュート」を採用しました。
システム概要
「温泉熱源ヒートポンプ」、「水熱源エコキュート」の採用により、重油使用量を大幅に削減し（約260,000ℓ） 、CO₂排出量を約61％、エネルギーコストを約50% カットしました。（※当時のCO₂排出係数、エネルギー単価による）
また、2014年には沢水を利用した空調システムを採用し、冷房時の省エネルギー化を図っています。
