プレスリリース

※社名・役職などは掲載当時のものです。

2023年10月13日

スターツグループの木造賃貸集合住宅に、太陽光発電設備を標準導入
~初期費用・運用手間ゼロの機器利用サービスで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献~

 スターツCAM株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:直井 秀幸、以下スターツCAM)、スターツアメニティー株式会社(本社:千葉県千葉市美浜区、代表取締役社長:中松 学、以下スターツアメニティー)および東京電力エナジーパートナー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長﨑 桃子、以下東電EP)の3社は、2023年5月にスターツCAMが施工、スターツアメニティーが管理を行う首都圏の木造賃貸集合住宅※1に、東電EPが提供するPPAサービス※2「エネカリプラス※3」を活用した太陽光発電設備を標準仕様で導入するサービスに係る業務提携を締結しておりましたが、本日、スターツCAMにて取り扱い(販売)を開始しました。
 なお、本件は、東電EPが提供するPPAサービス「エネカリプラス」を、賃貸集合住宅に導入する初の取り組みです。

■太陽光発電設備の採用課題解決に向けて
 政府は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロとするカーボンニュートラルを目指すことを宣言しており、住宅市場においても太陽光発電設備を利用できる住宅の普及が求められています。
 しかしながら、特に賃貸住宅では、太陽光発電設備の高額な初期費用や維持管理コストが賃貸物件オーナー様への負担となることから採用が伸び悩んでいました。
 さらに、賃貸住戸の場合は、太陽光発電設備の契約者となる賃貸物件オーナー様ではなく、ご入居者が専有部の電力を使用するため、建物管理会社が様々な課題解決を行う必要がありました。
 スターツグループでは、設計・建設・管理(オーナー代行業務)を一気通貫体制で行っているため、建ててからその後の運用までスターツグループにお任せいただくことで解決ができます。

■「エネカリプラス」導入によるオーナー様・ご入居者のメリット
 本サービスにより、賃貸物件オーナー様は初期費用無料で太陽光発電設備を設置することができ、設置後の維持管理は東電EPが対応するので、安心してご利用いただけます。また、15年の契約期間満了後は太陽光発電設備をオーナー様へ、無償で譲渡いたします。
 ご入居者は、太陽光発電設備による電気を無料で利用でき、電力会社から購入する電気を減らすことで、光熱費の負担を軽減しながらカーボンニュートラルに貢献。さらには、災害時においても太陽光発電設備が発電する時間帯は電気を継続して使用できるため、快適・安心な暮らしを実現できます。

■今後の展望
 「エネカリプラス」の導入により設置された太陽光発電設備に由来する環境価値※4付き電力を活用することで、事業活動に伴う温室効果ガスを抑制します。環境価値の利用方法ついては、現在、スターツグループおよび東電EPで更なる検討を進めております。
 3社は、太陽光発電設備に由来する環境価値付き電力を最大限活用しながら、安心で快適な暮らしの提供を通じて、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。



<本リリースに関するお問い合わせ>
スターツCAM株式会社 営業本部
TEL:03-6860-3330
スターツアメニティー株式会社 技術営業推進部
TEL:043-274-1139
東京電力エナジーパートナー株式会社 広報企画グループ
TEL:050-3116-3147



【補足資料】

■「太陽光発電設備設置サービス」のスキーム



■採用物件イメージ


※1 今後、スターツCAMが新たに建設する約130棟・約1,000戸/年の木造賃貸集合住宅への「エネカリプラス」の導入を、建物オーナー様へご提案してまいります。なお、棟数・戸数は前年度実績をベースとした数値です。
※2 「Power Purchase Agreement(電力販売契約)」の略称で、お客さまがPPA事業者に敷地や屋根などのスペースを提供し、PPA事業者が太陽光システムなどの発電設備の設置と運用・保守を行うもの。
※3 初期費用無料で太陽光発電設備等を設置させていただき、毎月定額でご利用いただける東電EPの定額機器利用サービスです。余剰電力は東電EPへお譲りいただきます。
※4 再生可能エネルギー等によって発電された電力には、エネルギーとしての電気そのものの価値以外に、CO2を排出していないという付加価値を持っています。この付加価値を「環境価値」といいます。

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