プレスリリース

※社名・役職などは掲載当時のものです。

2022年03月04日

< スターツCAM株式会社 >
BSIグループジャパン(英国規格協会)から
ISO19650に基づくBIM BSI Kitemark認証を取得

 スターツCAM株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:直井秀幸 以下 スターツCAM)は、BSIグループジャパン株式会社(以下 BSIジャパン)より、 ISO 19650-1およびISO 19650-2に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark(カイトマーク)」 の認証を取得しました。

  ISO19650は、BIM(※1)を基盤とした建設資産のライフサイクル全体にわたる情報マネジメントを行うための業務プロセスを示した国際規格。その ISO 19650-2 の要求事項を満たすことを証明するのがBIM BSI Kitemarkです。今回の認証審査には、2つの賃貸住宅でそれぞれ異なる BIMソフトウェアと共通データ環境を使用し、BIM成熟度と多様なBIM発注要件への対応力を証明。スターツCAMは設計から施工まで一貫して請け負う元請受託組織(※2)として国内2例目の認証となり、設計と施工の両方を対象とするKitemark認証(図1)は日本初の事例となりました。

 スターツCAMは、2014年より自社設計物件にBIMを取り入れ、現在までに440棟の引き渡し物件に組み込んできました(2022年2月末時点)。また、BIM-ECコンソーシアム設立(※3)や、AI建築事業計画サービス『ARCHSIM(※4)』、BIMを活用した不動産鑑定評価(※5)など、BIMとデータ連携に関するさまざまな取り組みを行っています。
 今回ISO認証を得られたことで、スターツCAMのBIM技術が世界的に通用することを認めていただくことができました。今後は ISO 19650 を適用する案件を増やしていくとともに、社内研修や社員への資格取得推進を積極的に行い、後世の育成にも注力します。加えて、BIMプロジェクトにおけるサプライチェーン全体のコラボレーションを促進するため、複数企業間におけるBIMデータ連携について、検証を深めていく予定です。
 お客様の建築資産を建設後の運用・管理も見据えた上でマネジメントするには、建物のデータベース化と、その情報活用が欠かせない要素と考えます。これからもDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、お客様にご満足いただけるデータ資産及びプロジェクト管理レベルの向上に邁進していきます。 


図1:今回のプロジェクト体系と審査範囲


■認証概要



設計と建設のためのBIM BSI Kitemark
(BIM Design and Construction KITEMARK)
登録番号:KM 759399
登 録 日:2022年2月28日
対象部署:設計部 及び 総合建設工事部


※1:Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称。デジタルモデリングを使用して、初期設計から建設、保守、最終的に廃止に至るまで、構築資産のライフサイクル全体にわたる情報管理の仕組みです。
※2:発注者から案件を受託する組織
※3:BIM-ECコンソーシアム 2021年1月22日 活動報告書(https://www.starts.co.jp/sri/pdf/bim-ec_consortium_report.pdf
※4:ARCHSIM、AI建築事業計画サービス 2018年3月28日 運用開始(https://www.archsim.jp/
※5:不動産鑑定評価等におけるBIMの有用性の確認 2022年1月24日(https://www.starts.co.jp/sri/pdf/pr_220124.pdf


<本件に関するお問い合わせ先>
スターツコーポレーション株式会社
広報:小田、小宮
e-mail:group-pr@starts.co.jp
TEL:03-6202-0380(直)
FAX:03-6202-0333

この記事の詳細はこちら(PDF)