ごあいさつ

 株主の皆様には、日頃より格別のご支援とご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 はじめに、新型コロナウイルスの影響を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、感染拡大防止に向けご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。

 当連結会計年度における国内経済は、世界規模で拡大する新型コロナウイルス感染症に伴い、外出自粛や休業要請、緊急事態宣言の発出などの影響により、個人消費や企業活動が著しく制限され急速に景気が悪化しました。夏場以降、一部で景気の持ち直しの動きが見られたものの、今なお感染症収束の兆しは見えず、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 こうした中、当社企業グループにおきましては、地域に根差した土地有効活用、不動産仲介・管理を中心とするストック型収益積層ビジネスを軸に、皆様の暮らしに末永くお役に立てるサービス・商品をワンストップで提供するとともに、法人取引の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 国内では、安定経営の礎となる不動産管理物件数が2021年3月末現在、住宅721,000戸、駐車場156,104台、ビル・施設管理2,338件と着実に増加。総合不動産店舗「ピタットハウス」は全国650店舗、高齢者支援・保育施設は112事業所となりました。2021年1月には、新たに文化事業として、「相田みつを美術館株式会社」がグループに仲間入りするなど、事業領域を拡大。また、グループの総合力を活かした複合開発プロジェクトでは、2021年7月、商業施設を併設した「ホテル ケヤキゲート 東京府中」の開業を予定しております。
 一方、海外では世界21ヶ国・34都市(国と地域を含む)において、不動産仲介・コンサルティングを軸としながら、レンタルオフィス・工場・ホテルの運営など、各国のニーズに合わせたサービスを提供してまいりました。

 当連結会計年度の業績は、新型コロナウイルス感染拡大により各ホテル・旅館の稼働率低下などの影響はありましたが、建設事業において感染予防に努めながら順調に工事を継続したことによる完成工事高の増加や、各事業においてリモートによる非対面営業を推進してまいりました結果、売上高1,989億63百万円、営業利益220億68百万円、経常利益233億23百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は155億99百万円と過去最高益を更新することができました。

 今後におきましても、新型コロナウイルスの動向を注視しながら、既成概念に捉われることなく、急速な社会の変化に対応した新たなサービス・商品の提供にも積極的に取り組んでまいります。
 そして、創業以来変わることのない『人が、心が、すべて。』の理念のもと、感謝の気持ちを忘れることなく、これまで通りヒューマニズムに富んだ人財育成とグループガバナンスを徹底させた組織づくりに努め、地域・社会とともに一歩一歩、永続的に発展できる企業体を志向してまいります。
 株主の皆様には今後とも、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年6月
代表取締役会長 村石久二
代表取締役社長 磯﨑一雄