ごあいさつ

 株主の皆様には、日頃より格別のご支援とご高配を賜り厚く御礼申し上げます。また、この度の新型コロナウイルスの影響を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、世界各国における感染症の流行が一刻も早く終息することをお祈り申し上げます。

 こうした中、当連結会計年度における国内経済は、雇用・所得環境の改善が見られるものの、米中の通商問題における世界経済の影響や年明け以降の新型コロナウイルス感染拡大により、極めて不確実性の高い状況が続いております。
  当社企業グループにおきましては、土地有効活用、不動産仲介・管理を中心としたストック型収益積層ビジネスをはじめ、金融(証券・信託)、ホテル・旅館、出版、高齢者支援・保育など「総合生活文化企業」として地域に根差し、皆様の暮らしに末永くお役に立てるサービス・商品をワンストップで提供するとともに、法人取引の拡大も図りながら、景気に左右されない安定収益基盤づくりに努めてまいりました。

 国内では、安定経営の礎となる不動産管理物件数が2020年3月末現在、住宅696,512戸、駐車場153,643台、ビル・施設管理2,194件と着実に増加。総合不動産店舗「ピタットハウス」は全国658店舗、高齢者支援・保育施設は105事業所を運営しており、新たに首都圏・関西エリアにおいて10事業所の開設を準備しております。また、全国各地においてグループの総合力を活かした様々な複合開発プロジェクトにも取り組んでまいりました。2020年7月には、京都市中央卸売市場第一市場「賑わいゾーン」活用事業において、商業施設を併設した「ホテルエミオン京都」の開業を予定しております。
 一方、海外では、世界22ヶ国・37都市において、日系企業の海外進出にともなう不動産仲介・コンサルティングを軸としながら、レンタルオフィス・工場の運営、ホテルの開発・運営など、各国のニーズに合わせたサービスを提供してまいりました。

 このような営業活動の結果、当連結会計年度の業績は、新型コロナウイルス感染拡大により各ホテル・旅館の稼働率が低下いたしましたが、不動産管理物件数増加に伴う管理手数料売上、メンテナンス売上が順調に増加したこと等により、売上高2,090億91百万円、営業利益239億12百万円、経常利益241億22百万円、親会社株主に帰属する当期純利益150億59百万円となりました。

 今後におきましては、新型コロナウイルスの影響もあり先行きが極めて不透明な状況ではありますが、生活様式や働き方の変化に対応した新たなサービスの提供にも積極的に取り組んでまいります。そして、創業以来変わることのない『人が、心が、すべて。』の理念のもと、感謝の気持ちを忘れることなく、これまで通りヒューマニズムに富んだ人財育成とグループガバナンスを徹底させた組織づくりに努め、地域・社会とともに一歩一歩、永続的に発展できる企業体を志向してまいります。
 株主の皆様には今後とも、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年6月
代表取締役会長 村石久二
代表取締役社長 磯﨑一雄