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分散投資とは?効果や始める前に知っておきたい注意点を解説
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分散投資とは?効果や始める前に知っておきたい注意点を解説
分散投資とは、資産や投資先、投資する時期を分けてリスクを抑える投資手法です。本記事では、分散投資の基本的な考え方や期待できる効果、注意点、集中投資との違いをわかりやすく解説します。
「分散投資とはどのような投資方法なの?」「本当に効果があるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。分散投資は、資産や投資先、投資する時期を分けることでリスク軽減を目指す投資手法ですが、効果を十分に得るには押さえておきたいポイントがあります。
この記事では、分散投資の基本的な考え方や期待できる効果、注意点、集中投資との違いをわかりやすく解説します。
Q1: 分散投資とはどのような投資手法ですか?
分散投資とは、資産や投資先、投資する時期を分けることで、特定の資産の価格変動による影響を抑え、資産全体のリスク軽減を目指す投資手法です。「卵を一つのかごに盛るな」という考え方にもとづき、資産運用で広く用いられている考え方の一つです。
資産・地域・時間の3軸分散
分散投資には、資産、地域、時間という3つの軸があります。資産の分散とは、株式や債券、預金など、値動きの性質が異なる複数の資産を組み合わせることです。特定の資産だけに資金を集中させず、相関性の低い資産を組み合わせて、価格変動リスクの変動を抑えます。
地域の分散とは、投資先の国や地域、通貨を複数に分けることです。日本国内だけでなく、先進国や新興国など異なる地域へ投資先を広げることで、特定の国で起きた経済危機や政治的な混乱の影響を一部に限定できます。
例えば、日本国内の株式や不動産だけに資産を集中させるのではなく、アメリカや東南アジア、ヨーロッパなど異なる経済環境を持つ地域へ投資することで、地域ごとの景気や市場動向の違いを活用した分散効果が期待できます。海外不動産も地域分散を実現する選択肢の一つであり、国内不動産とは異なる人口動態や経済成長、通貨で運用されるため、資産全体の分散につながる可能性があります。
時間の分散とは、一定の金額で定期的に購入していく方法です。価格が高いときには購入量が少なくなり、価格が低いときには購入量が多くなるため、購入のタイミングを一点に集中させるよりも、平均購入単価を抑えやすくなります。
この3つの軸を組み合わせることが、分散投資の基本的な考え方です。
Q2: 分散投資にはどのような効果がありますか?
分散投資の主な効果として、特定の資産が大きく下落した際のダメージを軽減し、長期的に安定したリターンを目指しやすくなる点が挙げられます。異なる値動きをする資産を組み合わせることで、ポートフォリオ全体の価格変動(リスク)を抑えることが期待できます。
価格変動リスクを抑える仕組み
分散投資が価格変動リスクを抑えると考えられているのは、値動きの相関が低い資産を組み合わせるためです。相関が低い資産とは、必ずしも同じ方向に値動きしない資産を指します。片方の損失をもう片方の利益で一部補える場合、資産全体としての値動きは穏やかになる可能性があります。
年金積立金管理運用独立行政法人は、暑い年に売上が伸びるアイスクリーム会社と、寒い年に売上が伸びるおでん会社の株式を半分ずつ持つ例を挙げ、片方だけに投資するよりリターンが安定しやすくなると説明しています。気温というひとつの要因に逆方向で反応する銘柄を組み合わせることで、年間を通じた業績の振れ幅を小さくできるという考え方です。
実際の運用では、国内株式や外国株式、債券、不動産など、値動きの傾向が異なる資産クラスを組み合わせるのが一般的です。すべての資産が同時に値上がりすることも値下がりすることも少ないため、資産全体で見たときの下落幅を抑えやすくなります。
- 出典:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)「分散投資の意義③卵を一つのかごに盛るな」
https://www.gpif.go.jp/gpif/diversification3.html
Q3: 分散投資には注意点がありますか?
分散投資の主な注意点は、分散させすぎて管理や把握が難しくなること、そして時間の経過で崩れた資産配分をそのままにしてしまうことです。適度な分散と定期的な見直しを意識することが、効果を十分に得るポイントになります。
過度な分散は避ける
投資先を増やしすぎると、一つひとつの値動きを把握しづらくなり、資産全体の状況を管理する負担が大きくなります。銘柄数を増やすほどリスクが下がるわけではなく、分散させすぎるとリターンが市場平均に近づいていくだけになる場合もあります。
投資を始めたばかりの方は、まずは自分が内容を理解できる商品や仕組みを選ぶことが大切です。投資信託を活用する場合も、保有している資産の中身を把握できる範囲に収めておくと、値動きの原因を確認しながら投資を続けやすくなります。
定期的な見直し(リバランス)を意識する
分散投資を始めた時点で決めた資産配分の比率は、時間の経過とともに崩れていきます。値上がりした資産の割合が大きくなり、当初想定していたよりもリスクの高いポートフォリオになっている場合もあります。
この崩れを整えるのが、リバランスと呼ばれる見直し作業です。年に1回から2回程度を目安に保有資産の比率を確認し、増えすぎた資産を一部売却して、減った資産を買い増すことで、当初の配分に近づけます。
ただし、見直しのたびに売買を繰り返すと、その都度手数料がかかります。見直しの頻度と手数料の負担を考慮しながら、無理のない範囲で続けることが大切です。
Q4: 分散投資と集中投資はどちらを選ぶべきですか?
分散投資と集中投資は優劣ではなく、投資目的やリスク許容度によって適した選択が異なります。安定した資産形成を目指す場合は、分散投資を検討するとよいでしょう。
分散投資が向いている人
分散投資は、10年や20年といった長期的な視点で資産を育てたい方に適した選択肢の一つです。複数の資産に分けて投資するため、ひとつの資産が大きく値下がりした場合でも、資産全体への影響を抑えやすくなる可能性があります。
値動きを毎日細かく分析する時間が取りにくい方にも、分散投資は検討しやすい方法です。値動きの異なる資産を組み合わせておけば、特定の銘柄の動向を常に追いかけなくても、資産全体の変動を一定程度抑えながら運用を続けやすくなる可能性があります。
集中投資が向いている人
一方、集中投資は、特定の資産に資金を集中させ、短期間で大きな利益を狙う考え方です。値上がりが期待できる資産を絞り込んで投資するため、予想が当たれば分散投資よりも高いリターンを得られる可能性があります。ただし、その分、値下がりしたときの影響もひとつの資産に集中します。個別企業の分析や情報収集に時間をかけられる方、価格の大きな変動を受け止められる方に向いた投資方法だといえます。
Q5: 海外不動産は分散投資の選択肢になりますか?
海外不動産は、地域分散や通貨分散を検討する際の手段の一つになり得ます。
日本国内の資産だけに集中している場合、日本経済や円の価値変動の影響を大きく受ける可能性があります。一方で海外不動産は、物件所在地や取引条件によっては米ドルや英ポンドなどの外貨建て資産として保有できるほか、人口増加や経済成長が続く国・地域の需要を取り込める可能性があります。 ただし、為替変動リスクや法制度の違い、管理体制の確認など注意点もあります。そのため、投資先の特徴や購入後の管理体制、将来の売却まで含めて検討することが重要です。
まとめ
分散投資は、資産、地域、時間という3つの軸で投資先を分けることで、特定の資産の価格変動による影響を抑え、長期的に安定したリターンを目指すための投資手法です。ただし、分散させすぎると管理が難しくなるため、定期的に見直し、適度な分散を保つことが大切です。
特定の資産や国・地域に偏らず、自分の投資目的やリスク許容度に応じて資産を組み合わせることで、価格変動リスクの軽減が期待できます。また、地域分散の観点では、日本国内だけでなく海外資産や海外不動産投資を選択肢に加えることで、通貨や経済環境の異なる市場へ分散できる可能性があります。
ただし、分散投資はリスクを完全になくすものではありません。定期的な見直しを行いながら、自身のライフプランに合わせた資産配分を維持することが大切です。
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