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成約事例 | インド ~遅延前提で考えるオフィス移転~
Asia・Oceania

インドでオフィス移転や新規オフィス開設を検討する際、多くの日系企業が直面するのが「立地選定」と「スケジュール管理」です。 特にインドでは、日本や他のアジア諸国と比較して工事や行政手続きの進行に時間を要するケースが少なくありません。 今回は、スターツが支援したインド・ニューデリーでのオフィス移転事例をご紹介します。
インドにおけるオフィス移転とスケジュールリスクの最適化
インドでオフィス移転や新規拠点開設を検討する際、多くの日系企業が直面するのが「立地選定」と「スケジュール管理」です。 特にインドでは、日本と比べて工事や行政手続きに想定以上の時間を要するケースも少なくありません。
今回ご紹介するのは、スターツが支援したニューデリーでのオフィス移転事例です。 単に条件の良い物件をご紹介するだけではなく、インド特有の選定基準やスケジュールリスクを整理しながら、お客様と一緒に移転プロジェクトを進めた事例となります。
本案件で印象的だったのは、「どの物件を選ぶか」と同じくらい、「いつ入居できるのか」を見極めることが重要だった点です。 現地での経験や過去案件の知見を活かしながら、現実的な移転計画を組み立てることで、大きな混乱なくオフィス移転を実現することができました。
特に今回の案件では、ジャカルタ・上海・デリーでの駐在経験を持つ当社インド拠点長の知見が大きな役割を果たしました。 拠点長自身、「中国やASEANでもスケジュール調整に苦労する場面はあるが、その中でもインドは特に計画通りに進まないケースが多い」と日頃から話しています。
実際には、行政手続きや設備工事、内装工事など、一つひとつの工程で小さな遅れが積み重なり、当初想定から大きくスケジュールが変動することも珍しくありません。 だからこそスターツでは、予定通り進むことを前提にするのではなく、「どの程度の遅延が起こり得るか」まで見据えた上で、お客様へ現実的なスケジュールをご提案しています。
案件概要
| 拠点 | インド(ニューデリー) |
|---|---|
| 顧客 | 日系企業 |
| 契約内容 | オフィス移転(賃貸) |
| 担当 | スターツ現地法人 |
| 入居時期 | 2025年12月 |
背景・課題
本案件は、当社にて海外住宅をご利用いただいていたお客様から、 「オフィスについても相談したい」とご連絡をいただいたことがきっかけでした。
既存オフィスでは、築年数の経過による設備面の課題や、周辺環境の変化による利便性低下が発生しており、移転の検討が進められていました。
インドにおけるオフィス選定では、日本とは少し異なる傾向があります。 一般的に、ローカル社員と日本人駐在員では重視するポイントが異なることが少なくありません。
- ローカル社員:都心部やブランド力の高い立地を重視
- 日本人駐在員:空港アクセス、業務効率、コストバランスを重視
実際にお客様と打ち合わせを重ねる中でも、 「対外的な印象を重視したい」という考え方と、 「出張や日々の移動効率を優先したい」という考え方の双方がありました。
日本で例えるなら、丸の内のような都心ブランドエリアを評価する視点と、 空港アクセスやコストバランスを重視して別エリアを選ぶ視点の違いに近いかもしれません。
本件でも都心部のハイグレードオフィスと、空港アクセスに優れたエリアの双方を比較検討しましたが、最終的には駐在員の業務効率や外部対応のしやすさを重視する方針となりました。
成約物件概要
| エリア | Aerocity(ニューデリー) |
|---|---|
| ビル名 | Worldmark-4 |
| 延床面積 | 約1,280㎡(13,862 sqft) |
| 賃料 | 3,014,660 INR/月(217 INR/sqft) |
| 坪単価(円) | 13,235円/坪 (1INR=1.7JPYにて算出) |
| ビルグレード | Aクラス |
| 竣工年 | 2024年 |
| アクセス |
インディラ・ガンディー国際空港まで車で約5分 エアロシティ駅徒歩圏内 南デリー・グルガオン双方へのアクセス良好 |
| 主な設備 |
非常用発電機完備 24時間セキュリティ 高速エレベーター複数基 駐車場完備 |
Aerocityはインディラ・ガンディー国際空港に隣接する国際ビジネスエリアです。
外資系企業や高級ホテルが集積しており、近年はインド国内でも注目度の高いビジネス拠点として発展を続けています。
空港からのアクセスが非常に良く、ニューデリー中心部だけでなく、日系企業の進出が多いグルガオン方面への移動もしやすいことから、出張者や駐在員の多い企業にとって利便性の高いエリアとなっています。
スターツのご提案
① 選定基準の違いを踏まえた物件提案
スターツでは単純に物件を比較するのではなく、ローカル社員と駐在員それぞれの視点から候補物件を整理しました。
どちらの考え方にもメリットがあるため、一方的な提案ではなく、立地による違いや業務への影響を可視化しながら意思決定をサポートしました。
② スケジュールリスクを織り込んだ計画設計
本件で最も重要だったのは物件選びそのものではなく、「いつ入居できるのか」を正しく見極めることでした。
当初デベロッパーからは2025年4月引き渡し予定と案内されていましたが、スターツでは過去の事例や現地実務経験を踏まえ、2025年10月以降となる可能性をご説明しました。
当初想定より大幅な遅延となりましたが、事前に現実的なスケジュールレンジを共有していたことで、お客様側での準備も進めやすく、大きな混乱なく移転を完了することができました。
③ 遅延を前提とした伴走支援
インドでは以下の工程で予定変更や遅延が発生するケースがあります。
- 営業許可取得
- 内装工事
- 設備工事(電気・給排水等)
- 引越調整
- 各種ベンダー手配
それぞれは小さな遅れでも、積み重なることで全体スケジュールに大きく影響します。 そのためスターツでは、余裕を持った工程計画と定期的な進捗確認を行いながら、移転プロジェクト全体をサポートしました。
最終的な決め手
- 駐在員の業務効率を重視した合理的な立地選定
- インドの実情を踏まえた現実的なスケジュール設計
- 住宅分野から継続して築いてきた信頼関係
- 契約から移転まで任せられる伴走支援体制
導入成果
移転後は、空港アクセスと業務効率を両立した環境を確保できただけでなく、スケジュール遅延による混乱も最小限に抑えることができました。
- スケジュール遅延を織り込んだ安定的な移転を実現
- 立地選定に関する社内認識を整理
- 対外的な印象と業務効率を両立したオフィス環境を実現
- 移転プロジェクト全体をスムーズに完了
インドでオフィス移転をご検討の企業様へ
インドでのオフィス選定は、単純に賃料や立地だけで判断できるものではありません。 ローカル社員と駐在員の考え方の違い、工事や許認可にかかる時間、複数ベンダーとの調整など、日本とは異なる要素を考慮した計画が必要になります。
スターツでは物件紹介だけでなく、契約、内装工事、許認可、引越しまで一貫してサポートしています。 現地で培った知見を活かしながら、お客様ごとの事情に合わせたご提案を行っています。
インドでのオフィス移転や新規拠点開設をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
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