プロジェクトの紹介とスターツの役割
スターツ発祥の地である江戸川区。都営地下鉄新宿線篠崎駅西口に直結する「篠崎ツインプレイス」は、駅前広場・駅出入口・地下駐輪場及び区民施設(篠崎図書館、江戸川総合人生大学、江戸川区の伝統・工芸・文化を紹介するギャラリー、カフェ)からなる公共施設と、民間事業者の事業者収益施設(商業施設、共同住宅)からなる複合ビルです。

このプロジェクトは、江戸川区が区画整理事業と並行して行った開発事業です。図書館・生涯学習施設・公共駐輪場などの公益施設と、駅前の賑わいの創出を目的とした商業施設・住宅等の民間施設が、民間事業者の柔軟な発想と事業推進力を活かして整備されました。土地の高度利用を図り、余剰容積を民間事業者が活用をすることで公共の事業費負担軽減を目的として、江戸川区がプロジェクトを行う事業者の公募プロポーザル(※1)を実施し、スターツグループが事業者に選定されました。

スターツグループは、この事業に対し、これまで培ってきた建設事業、分譲事業、賃貸・売買仲介事業、不動産管理事業はもとより、総合生活文化企業としてのノウハウを駆使し、居住用住宅に限らず、公共施設や文化施設との併用が望ましい商業施設や事業所も兼ね備えた複合施設を提案。その結果、江戸川区から事業者として選定され、2006年3月に事業に着手しました。

"篠崎駅西口前の顔"にふさわしい、活気と賑わいを創出できるような設計上の配慮、敷地を斜めに横断する地下鉄を避ける地下駐輪場の構築、「篠崎ツインプレイス」だからこそのコンセプトの立案、駅直結を最大限に活かせるテナントの誘致まで、きめ細やかな提案を重ね実現に向け取り組みました。

そして2008年5月、スターツCAM(株)を中心とした篠崎駅西口公益複合施設(株)(※2)の設計・施工により無事竣工を迎えました。7月から運営を開始する、公共施設部分については、江戸川区より指定管理者として選定されたスターツアメニティー(株)が代表を務める篠崎SAパブリックサービス(※3)が運営・管理し、住居・駐車場は、スターツアメニティー(株)が管理しています。将来的には、スターツアセットマネジメント(株)を通じ、賃貸住居部分のJ-REITによる運営も予定しています。 この駅前のランドマークタワーとも言える「篠崎ツインプレイス」の完成により、篠崎駅西口のさらなる発展が期待されます。

・ 社団法人日本不動産学会 2008年度 業績賞 受賞

・ 財団法人都市みらい推進機構
平成21年度土地活用モデル大賞 国土交通大臣賞受賞

・ 社団法人 日本住宅建設産業協会
企画・開発部門 第1回優良事業表彰 受賞



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都市開発事業へのとりくみ
   スターツCAM(株)

※1
行政が事業者を選定する方法の一種。公募により提案を募集し、評価基準に従って優先順位を決めた後、最優先順位の者と契約をする方式。
※2 スターツCAM(株)の持ち株会社であるスターツコーポレーション(株)及び、スターツアメニティー(株)、大成建設(株)、大成サービス(株)、(株)石本建築事務所、サイカパーキング(株)、サミット(株)(順不同)の7社が設立した特別目的会社。
※3 2007年11月江戸川区より指定管理者として選定された共同事業体。代表を務めるスターツアメニティー(株)、(株)小学館集英社プロダクション、(株)図書館流通センター、(株)クオリティライフ・コンシェルジュ(順不同)の4社からなる。