不動産投資家向け サンフランシスコベイエリアの魅力
全米で最も多い約3700万人が住むカリフォルニア州では、現在でも年間約36万人のスピードで人口が増えています。それにあわせて住宅の需要も年々上がっています。その中でも、9郡から構成されているサンフランシスコベイエリアは、IT産業の中心となっており、グーグル、アップル、インテル等などの大企業の本社があり、給与水準が高く、富裕層が多く、高い教育や文化水準を持つ地域が多く存在します。
また、人口が増加する一方で、サンフランシスコベイエリアは開発規制が厳しく制限されており、開発許認可の期間を含めると3~5年かかることもあります。その為、建設コストが上昇したり、エリア内の住宅供給数不足となり、住宅販売価格や賃料が年々上昇を続けています。このような状況によりサンフランシスコベイエリアでは、古い物件でも家賃や市場価格が急激に上昇しており、IT産業の発展によるキャピタルゲインも期待する投資家も多くいます。

サンフランシスコベイエリアの不動産を売買する際にかかる諸費用
購入時にかかる費用
エスクロー費用等諸費用 | ・現金の場合、購入金額の約1~2% ・ローンの場合、購入金額の約2.5~4.5% |
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ローン諸経費 | 購入総額の約1~3% |
・仲介手数料は物件を売却する側が支払う為、購入時は無料です。
保有時にかかる費用
固定資産税 | 購入価格の約1.25% |
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管理費(修繕積立金込み) | 物件による |
所得税 | ・累進課税10~39.6%(連邦) ・累進課税1~12.3%(カリフォルニア州) |
売却時にかかる費用
キャピタルゲイン税 | ・短期、所有1年未満:10%~35% ・長期、所有1年以上:15% |
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不動産会社への仲介手数料 | 物件価格の約6% |
エスクロー費用等諸費用 | 売却金額の約7~10% |
カルフォルニア譲渡税 | それぞれの郡や市によって異なります。 |
ご注意点
※費用はあくまで目安です。物件により異なります。
※日本での申告分の税金は含んでおりません。
※アメリカでの法改正により、費用が変化する事があります。
※アメリカでは不動産業者は税金についてアドバイスができないと法律で決まっています。
税金については税金の専門家に相談することをお勧めします。
サンフランシスコベイエリア不動産 ご購入の流れ
エージェントとローンの借り先を見つける
- まずはエージェント(不動産業者)を探しましょう。
住宅ローンの借り先は、エージェントからローンオフィサーを紹介される場合が多いですが、ご自身で銀行など金融機関に足を運んでみるのもよいでしょう。
住宅ローンのプリアプルーブを取得する
- 住宅ローンとして支払うことのできる総額を設定しましょう。
住宅ローンを支払う能力を証明するプリアプルーブ(仮承認)を出してもらうため、ローンの貸し手の金融機関に給与明細・銀行の収支報告書・クレジットカードなどを提出。チェックがされ、ローン貸し出しの可否が判断されます。
物件を探す
- 住宅ローンの目途がついたら物件を探します。
エージェントに希望エリアの過去の取引事例を見せてもらい、相場を確認しましょう。アメリカでは同じエリアでも通りが1本違うだけで雰囲気や治安が異なることがあります。物件の周辺を歩いて、環境をよく確認しましょう。
気に入った物件にオファーを出す
- 良い物件を見つけたら、エージェントを通じて売主様へのオファーを作成します。
購入希望価格・住宅ローンのプリアプルーブレターなどを提出し交渉します。
デポジットを支払いエスクローが開始
- 交渉がまとまり契約書にサインがされると、デポジット(手付金)がエスクローに送金されます。(デポジットは通常購入価格の1~5%)その後、取引を締結させるエスクロー期間が始まります。(一般的に30~60日間)。
住宅ローンを申請
- 仮承認を受けていた住宅ローンの本申請を行います。
売主様からディスクロージャーレポートを受け取る
- エスクロー開始から7日以内に、売主様は建物のダメージやエリアの自然災害リスクなど物件すべての情報を公開する義務があります。
ホームインスペクション(建物検査)を入れる
- 水道、電気や建物の傷み具合などが詳細にチェックされます。費用は通常300~500ドル程度です。
最終的な購入するか否かの決定
- エスクロー開始から17日以内に、売主様からの情報公開とホームインスペクションの結果、ローンの承認が確実に下りることを確認し、購入が確定します。
残金の決済・物件の最終確認
- 住宅ローンの書類にサインをし、エスクロー会社宛に残金の決済を行います。
依頼した修理箇所の対応が済んでいるかなど、物件の最終チェックを行います。
売買取引の成立
- エスクロー会社が取引を登記し、売主様・買主様がすべての書類にサインをしたら取引が完了です。
- 契約完了
以上はサンフランシスコベイエリアでの一般的な住宅用不動産の購入の手順です。
物件により異なる場合がございますのでご了承ください。
サンフランシスコベイエリア不動産 ご売却の流れ
物件の無料査定
- 物件のコンディション・地域の相場などより、売出価格をご相談させていただきます。
物件売却契約とご準備
- 売却契約書にご署名いただきます。必要に応じてリフォームをお手伝いさせていただきます。
優良な買主様を幅広く探すために、不動産会社にてご売却物件をMLS(カリフォルニア州不動産協会マルチリスティングシステム)に登録いたします。
売却活動実施
- 不動産会社によって売却活動が行われます。
インターネット・ダイレクトメール・オープンハウスの実施など、不動産会社に応じて売却手法が異なるため、どのような売却活動を行うか事前に確認をしておくとよいでしょう。
売買契約
- 買主様からのオファー内容を確認し、必要があればオファーに対しての売却条件(カウンターオファー)を返答します。
契約締結、エスクロー開始
- 交渉がまとまり契約書にサインがされると、買主様の方からデポジット(手付金)がエスクローに送金されエスクローが始まります。(一般的に30~60日間)
売主の開示義務
- エスクロー開始から通常7日以内に、売主様は建物のダメージやエリアの自然災害リスクなど物件すべての情報を公開します。
物件の修繕(リクエストにより)
- ホームインスペクションの結果などを元に買主様から修理などを要請された場合は、必要に応じて修理などを行います。
コンテェンジェンシーリムーバル
- 情報開示の内容、物件の状態などの詳細をチェックした後、買主様はコンティンゲンシーを外すか、決定します。
買主様よりコンティンジェンシーを外す為の書類をうけとったら、あとはクローズを待ちます。
公証手続き
- 売却登記書類に交渉手続きを行い、物件名義が変更されます。
- 売却完了
以上はサンフランシスコベイエリアでの一般的な住宅用不動産の売却の手順です。
物件および買主様により異なる場合がございますのでご了承ください。